- 2007-10-17 (水) 11:16
- 時事ネタ
NewYorkTimes の記事によれば、AP(Advanced Placement)テストでハイスコアをとった生徒には賞金が支払われるということだ。具体的には、トップスコアを取った生徒5人に1000ドル、4人に750ドル、3人に500ドル支払われるよう。
記事はこちら→ 「Making Cash a Prize for High Scores on Advanced Placement Tests 」
「今度のテストで90点以上とったら、おこづかいをあげるから」というお母さんのノリのような。。。(笑 だが、実情はかなり違う。
APクラス
アメリカの高校では同じ科目でもレベル別にクラスが設定され、APクラスがある。いわば特進クラスのようなものだ。APクラスのコースを修了するとAPテストを受けることができる(場合によっては修了しなくてもテストは受けることができる)。
APテスト
APテストはカレッジーボード(College Board )が主催するテストで、パスするといわば大学1年のある一定の授業単位を修得したとみなされる。いわば、高校在籍時に大学の単位を取得したことになる。
多様な選択肢
APクラスとAPテストは優秀な生徒が学期や履修単位を気にせず大学の卒業時期を早めることができる。ちなみにカリフォルニアのコミュニティカレッジではサマーセッション(夏期講座)に高校生も参加することができる(注:私の受講当時)。つまり、大学の単位の先取りだ。
このように、様々なようキャリアプランの選択肢が用意されているのがアメリカのよいところでもあると思うのだが。
学力の底上げ
記事タイトルだけをみれば優秀な人材ににんじんをぶらさげて、さらに競争力をあおるようにも受け取れる。じっさい、生徒だけでなく学校に対しても2000ドルから10000ドルの補助金が支払われるようだし。
だがよく読んでみると、低所得層の黒人とラテン系の在籍比率が高い学校が主な対象となっている。つまり、学力の底上げがその背景にあるのだ。
21世紀 競争力法案
じつは、ブッシュ大統領は8月に「21世紀 競争力法案(21st Century Competitiveness Act) 」に署名している。ぶっちゃけ、アメリカに優秀な人材を内外問わず増やすというもの。そこにはAPクラスへの増員もしっかりと記されている。
で、てっとりばやく成果を出すにはお金。しかも低所得層の人たちが学業で成功していけばこんなにいいことはない。
足立区の学力テスト
ふと思い出したのが足立区の学力テスト事件。問題用紙の一部を事前に配布したり、正解を不正に誘導したりと。。。
学校ぐるみでの不正行為は学校の成績をあげるため。決して、子ども一人ひとりのためではないような。。。
最終的にはモチベーション
教育と経済は密接に関係していると思うが、教育とお金を直接に結びつけるとこういう結果になるんだろうなぁ。
必要なのは、自ら学びを求め楽しく進んでいけるアクティブラーナーを育てること。
子どものモチベーションをどのように内からあげていくのかが重要かと。
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- 新しい記事: ロケ☆スタ いいなぁ~。
- 古い記事 : 全国学力テスト、応用は正答率6-7割 基礎と差つく ということらしいです。
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