今年の5月の時点で日本の大学や大学院に在籍する留学生数は11万8498人と過去2番目に多かったということだ。
出身国・地域別では、
中国が 7万1277人
韓国が 1万7274人
台湾が 4686人
過去2番目に多かったが少し傾向が変わってきたようで、
○1年以内で必ずしも学位取得を目的としない短期留学生数が10%以上増加
○1年を超えて在籍する留学生数が減少
大学別では早稲田大が2435人で最多。2番目は立命館アジア太平洋大(2352人)、3番目は東大(2297人)だった。
記事は → 日本への留学生11万8500人 短期増え過去2番目
経済大国、技術大国 という理由で、学ぶ動機はたっぷりある。
帰国後もその経験や得た知識・スキルはなんらかの形で生かすことができるだろう。
だが、「1年越えて在籍する留学生数が減少」という傾向は、中国、韓国、台湾が経済も技術もじゅうぶん大国レベルになってきたからではないだろうか(ex BRICSの一角だし、サムスンの勢いはすごいし、新幹線は通っちゃうし)。
要するに「経済大国、技術大国」という角度から日本に来て得られる「うまみ」がなくなってきているのでは。
その一方で、「1年以内で必ずしも学位取得を目的としない短期留学生数」が10%以上増えている。
別の記事によれば、
アニメやゲームなどを含んだ日本文化を体験したり、日本語を勉強したりするために、おおむね1年以内の期間で大学や専門学校に留学してきているという。
記事は → 短期留学が急増 アニメなどに関心 中国人留学生は減少
つまり、経済大国、技術大国ではない、 マンガ・アニメ・ゲームに代表されるコンテンツ大国に魅力を感じているのだ。
今となっては国もその路線を推しているし、観光立国の観点から考えてもマッチしている。
問題は、PISAでのランキング低下で理数系が弱くなり、技術大国でなくなっていくことへの危惧にばかり目が向いていること。
「資源もない日本がここまで這い上がってきたのは、技術力のおかげ」とどこかの新聞の子どもウィークリーに書かれてあった。
ほんとにそのとおりだしそこをおろそかにできないのも確か。
だけど、産業構造も社会も変わってきていて一方的な消費社会から変化しつつあるのに、技術力一本だけで押していくのはいかがなものか。
それはそれとして、別の道筋にも力を注いでいったほうがよいのでは。
式でまとめれば、今までは圧倒的に
技術力 > コンテンツ+観光
だったのだが、時代の流れに従って
技術力 = コンテンツ+観光
くらいの配分でよろしいのではないかと。
あるいは、
技術力 × コンテンツ × 観光 =国力
なんて三位一体で捉えるなんてのもおもしろいかも(笑
どういう式(関数)を創造するかがほんとの意味での国の力ではないでしょうかね。
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