- 2008-02-18 (月) 13:07
- 新学習指導要領
文部科学省は15日、主要教科の授業を1割以上増やすことなどを柱にした小中学校の学習指導要領改定案を公表した。
現行の指導要領が掲げた「ゆとり教育」で学力が低下したとの批判にこたえることが狙い。小学校は2011年度、中学校では12年度から実施されるが、算数・数学と理科は一部を先行実施し、09年度から授業増に踏み切る。現行の指導要領で削減した学習内容も復活させ、算数・数学と理科は、小中の9年間で15%程度増える見込み。(以下略 読売新聞より)
前々から言われていた、「ゆとり教育」への対応策としての授業時間増。
まぁ、それ自体は、
「最近の大学では新入生に高校教科の補講」
とかいう話も聞くし、底上げが必要なことは否定しないが。 ただ、
<大学>
○本格的な「全入時代」
○東大でさえ年収400万円以下の家庭は授業料無料で学生の囲い込み
○国外からの優秀な留学生の囲い込み
<私立小・中高一貫校>
○小学校や中学校から囲い込みの勢いが増えている
<公立中高一貫校>
○将来的には全国に約500校。東京先行で、今年は県立千葉、来年には神奈川でも2校開校
<私立高校>
○逆に私立の高校の合格枠が減って、難易度硬化。
<公立高校>
○復権と生き残りを目指して、「目指せ一流大学合格」
的な流れがすでにあり、加えて社会情勢として、
○家庭間の経済格差
○雇用格差、賃金格差
○不透明な景気の先行き
総合すると、
社会不安が心の不安をかきたて、まわりのあおりも手伝って、わが子の将来のためにできるだけ「安定の道」をと考える。
すると、何をするにも「学歴」。先が見えないネガティブ空気漂う今の世ではそんな「偽」万能論が世を席巻し、
「受験戦争」という言葉が復活するかもしれない(すでにしているのかな?)。
とはいえ、昔のような誰もが巻き込まれた「受験戦争」を「世界大戦」級と考えれば、
今回のは局地戦で、 いつの段階でどの「受験戦争」に参戦するかは保護者の判断が大きく左右する可能性が高い。
言い換えれば、
○お受験するのか
○中学受験するのか(公立中高一貫校も含む)
○高校受験するのか
あるいはオルタナティブとして
○通信制高校やサポート校経由で高卒資格や高卒認定取得するのか
さらに、経済的に余裕があるなら
○インターナショナルスクール
○留学
○IB(インターナショナルバカロレア)認定校
という選択肢も出てくるだろう。
だから、正確には
「属性別受験戦争」
に参戦することになるのだろう。
だが、どの属性で参戦するかは子ども自身で判断するのは難しい。
ゆえに、親の「判断力」が昔に比べて問われている。
つまり、ただ、「勉強しなさい!」と叫んでいればいい時代は既に去り、
なぜ、なんのため、子どもがどうしたいのか、人生を選択するための見聞は足りているのか、世の中はどうなっていくのかなど、「情報収集と選択機会」による判断力が必要な時代に入ったのだ。(ビジネス戦略よりも長期で難しい舵取りを迫られるなぁ。。。)
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