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The 授業リンク -松田先生の授業 - 了


PISA的読解力のレベル

さて、いよいよ締めということで、最後に松田先生のジグゾー法の授業をPISAにあわせて私が提唱している読解力レベルで考えてみたい。

PISAの読解力はレベル1未満~レベル5まで6段階ある。

しかも、3側面(「情報の取り出し」・「テキストの解釈」・「熟考と評価」)それぞれレベル5まであり、どの側面のどのレベルでは何ができるかの指標が示されている。
(とはいえ、各問いのレベルは受検生の回答結果によりレベル分けされているのだが)。

上記にあるように、PISAの読解力では、3側面を一気通貫したレベルの名称がが示されていないので、それを加味した上で、私は以下のように提唱している。

(※なお、私立中学校の入試ではPISAを越えている問題が出題されているので、レベル6を設定している。)

PISA読解力に基づく、読解力のレベル

レベル 6 創造的思考(Creative thinking)
レベル 5 批判的思考・評価思考(Critical thinking)
レベル 4 論理思考(Logical thinking)
レベル 3 情報の分類・照合(Matching)
レベル 2 情報の整理(Relating)
レベル 1 情報の確認(Scanning)

※拙著、「世界標準の読解力 OECD-PISAメソッドに学べ」より。

 

◆ジグソー法 プロセスごとの読解力レベル

 

(1) 自分の社会的関心事を他人に伝えるためにポイントを3つに絞って用紙に記入。
  ⇒これは、自分の考えをシートに書いて、自分自身で
レベル1の「情報の確認」を行っていると考えられる。
(2) 4人一組グループワークで自分のシートの情報を1分間で言う。 相手の言うこともメモをとってもいい。
  ⇒これは、自分のシートの情報を含め4人分の情報を整理することになるので、レベル2の「情報の整理」となる。
(3) 不足分を質疑応答で3分間で言い合う 。
  ⇒分からない部分を補うという意味では、これも
レベル2の「情報の整理」と考えられる。
(4) グループを変えて、前のグループ4人分の内容を1分間でまとめて伝える。
  ⇒これは、4人分の情報を「整理」しただけでは、1分間で相手に伝えきれなく、自分のなかで、情報を「分類・照合」する必要が出てくる。したがって、レベル3の「情報の分類・照合」と考えられる。
(5) 同グループで4人の内容(つまり、16人分の内容)を3分間で議論 する。
  ⇒様々な話題のなかから共通点や差異を見出したりしながら、議論を進めていくことになるので、「情報の整理」と「情報の分類・照合」」の両方が必要とされるので、レベル4の「論理思考」と考えられる。
(6) 元のグループに戻り、一連のワーク について「感じたこと・考えたこと ・疑問に思ったこと 」をお互いに話し合う 。
  ⇒「視点」に基づく批判的・評価的な考えが各々から述べられることになるので、レベル5の「批判的思考・評価思考」のプロセスまで到達しやすいと考える。
  ⇒ただし、グループによっては、12人分の情報を4人が持ち帰ってくるので、その情報の多さに、話し合いがその情報内容そのものに集約してしまい、レベル4の「論理思考」で完結してしまうところもあったのではないか。
  ⇒逆に、一連のワークと多様な情報を結びつけて、新たな視点や考え方を発送したグループもあるかもしれない。それはもうレベル6の「創造的思考」といえるのではないだろうか。

あくまでも、これは私の考え方なのでそこはご了承いただきたい。

また、松田先生のジグソー法を一度、体験しただけで100%理解したとは思っていないので、NTS教育研究所のHPから購入してみようかと考えている。

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心を揺さぶる授業
居場所づくりを支援する

著者 松田孝志
発行 NTS教育研究所
〒150-0021 渋谷区恵比寿西2-3-14
TEL 03-5458-5021
FAX 03-5458-6797 

 

※レベルの解説・詳細を知りたい方は、拙著をご購入いただき、「私立中学入試問題の解答・解説」ページ(P146~)を読んでいただけると理解していただけるのではないかと。
よろしくお願いします。♪ ⇒アマゾンへ

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