- 2008-07-18 (金) 8:49
- The 授業リンク
◆
ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームといえば、人生初の海外経験となったホームステイ先でよくやった記憶がある。
まだ、留学するかも決めていなくて英語を話すどころか、辞書を片手に単語を並べて叫んでいた状態のときだ(笑)。
普段の会話もめちゃくちゃ苦労したが、同じくらいジェスチャーゲームでは悪戦苦闘したのを覚えている。紙とペン、身振り、手振り、声のトーンなどあらゆる手段を総動員だった(だが、これが普段の会話に慣れていくきっかけにもなった気もする)。
◆「解釈」の違い
印象的だったのは、時々、私が相手が意図したものと違う「解釈」をしてしまうことがあり、
「なるほど、そういうふうに考えるんだ。おもしろいねぇ。」
と言われたことだ。
その家族は4人構成でお父さんが生粋のアメリカ人、お母さんはイギリスから移民したイギリス人、息子さんは16歳でかっこいいサーファー、娘さんは10歳でとても活発なナチュラルブロンドと絵に描いたようなアメリカ家庭だった。
◆すりあわせ(共有)⇒ 議論
最近は違うかもしれないが、当時のアメリカ一般家庭ではリビングにジャーナル誌がおいてあり、それをネタに話し合いをしたりすることが一般的だった。常に活発にお互いの考えを語り合う文化だ(アングロサクソン文化かもしれないけど)。
ただ、その前提として共有している知識や経験にズレがないかをすりあわせる必要がある。
ましてや移民の国だからお互いの背景が違うことが「あたりまえ」(ゆえにそういう習慣が身についており、ジェスチャーゲームは日常のなかでもよく行われていた)。
ご多分に漏れず、私のホストファミリーもそういう文化をもった家庭だったので、私もすんなり入っていくことができた。言葉で伝えることは難しかったが「伝えたい・わかりたい」という気持ちがお互いあったので、意思の疎通はかなりできたのではないかと今も信じている(笑)。
◆アイスブレーキングはアイスブレーキング
話がそれてしまったが、アイスブレーキングで行われていた一つ一つの実践ネタはよくあるもので、「なんで、いちいちあんなこと。。。。」と捉えてしまうかもしれない。
しかし、アイスブレーキングはあくまで本番への導入。カードゲームがもつ「共通ルール」下での作業への誘いだ。
実践者がその流れや丁寧なコミュニケーションによる再認識の意味を理解していないとまったくのうわべだけのものになってしまい、アイスブレーキングとしての役割を失ってしまうかもしれない。ゆえに注意が必要ではないかと感じた。
◆私だったら。。。
池末先生自身がおっしゃっていたように、小学生・中学生・高校生では反応が違うんだろうなぁと想像できた。一度、ぜひみてみたいものだ。
それから、延長線上に同様のアイスブレーキングを
(1) 日本人だけで行う
(2) 他国籍の人だけで行う
(3) 最後に、混合して行う
という手順で実践できたら、おもしろいのでは。
少なくとも、「島国 日本」をより明確に感じることができるのではないかと考える。
以前にも書いたが(The 授業リンク -松田先生の授業 ①-)、日本人同士の普段のやりとりのなかで、国や文化や言葉の違いを明確に意識する必要がまったくないのだから、(1)~(3)の手順でそれを認識するのが分かりやすいはずだ。
◆具体例
上記の実践は無理でも、近いなぁと感じたのはある学校で行われている国際交流の一例だ。
その学校では国際研修旅行の日程にドイツの学校との国際交流が組み込まれており、バレーボールを行う。
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見ての通り、所狭しの状態で日本人の生徒とドイツ人の生徒の4人の即席混合チームでリーグ戦が行われた。重要なのは、
○英語を多少しゃべれるかもしれないがほとんど言葉による意志の疎通ができにくい(つまり、言葉の封印によるディスコミュニケーション状態)。
○お互いに、バレーボールのルールは知っている(つまり、共通ルールの共有)。
この2つの状態はまさに、アイスブレーキング時と同じであり、「島国日本」では意外と実践できない丁寧なコミュニケーションを生徒さんたちは自然とすることになる。
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